想いよ ひとつになれ

大好きな彼への気持ちを綴っていきます。誰にも言えない秘密の恋愛ですので、嫌悪される方はお引き取りください。

もしも過去に戻れるなら…①

私には、あの時に戻りたい!

って。
後悔してもしきれない時間がある。


なんであの時…って、悔やんでも悔やみきれない瞬間。




その話はさて置き…


付き合って2年ちょっと経った頃。


お互いに好きが止まらなくなった頃。


彼が、
過去に戻りたい。
過去に戻れるなら、おまえと結婚する。
おまえと結婚したかった。
って言ってくれた。


すごく嬉しかった。



だから、バカな私は夢を見てしまった。


過去になんて戻れるはずがないのに。


わかってるのに、わかってなかった。


過去には戻れないけど、まだどうにでもなる!
これからがある!って。


だから、彼との気持ちの温度差に気づけなかった。



彼の中では過去のこと。


結婚したかった  は、過去形。


結婚したい!っていう未来の希望や願望ではないこと。

彼の中では、もう諦めてしまっていることだということ。

だけど、私はそのことに気づけなかった。


嬉しくて、ただただ嬉しくて、ありえないことを夢見てしまっていた。





それから数日後、
超ラブな時間を過ごしていたのに、彼とケンカになった。
理由は、ヨメからの突然の電話に焦りまくる彼の姿を見てしまったから。

一度拗ねたら止まらない私。

もう帰ろう! と、プリプリしながら帰り仕度をした。

最初は私の機嫌をとってくれてた彼も、ずっと拗ねてる私にキレて、本気のケンカモードになった。


険悪なムードの中、

私とは遊び?
ヨメと別れて私と…って気持ちは少しでもある?

って、初めて聞いてみた。

答えられずに黙る彼を更に問い詰めると、

彼は、長い沈黙の後で

今は無い

と言った。

そして、嫌いになった?  って私に聞いた。

私は、なれるもんならなりたいよ!って思いながら、

うん。 って言った。

そして、ヨメにバレたらどうするの? って聞いてみた。
彼は、

怖い。

考えたくない。


と言った。それを聞いて

だったら、もう不倫なんてやめてヨメのところに帰れば?
今なら無傷で戻れるよ。

って、言わないけど思った。

彼のヨメへの愛を感じて打ちのめされた気持ちになった。
大事なヨメと、遊びの私。
なんだかすごくミジメな気持ちになった。
心が痛い。


そんな私に彼は、

お互い好きで付き合ってるんだからそれでいいだろ?
それが嫌なら別れるしかない。

そう言った。




別れる




なんで私にはそんなに簡単に言えるの?
私とはそんなに簡単に終わりにできるの?
私を失うことは怖くないんだね…

うなだれる私に彼は、

もう癒しはいらないのか?
俺は必要じゃないのか?

って聞いた。


必要だよ!
必要だから一緒にいたいんだよ!
今は無理だよ。それはわかる。
だけどね、いつか、いつか、何十年先になっても
私は…お嫁さんになりたい。

そう言う私に
おまえがどれだけ俺を好きかちゃんとわかってるから。
今すぐとかは無い。
先のことはわからない。


これからもっとおまえの気持ちは重くなっていくだろ?
そうなるなら別れたほうがいい。

頭を冷やせ。

と言った。

そして帰って行った。


1人残された私。

そのまましばらく動けなかった。


彼と別れる…

そう考えたら涙が止まらなくなった。


だけど、未来もない。

続けていく意味、あるのかな。

彼にとって、私は簡単に別れられる存在なんだね。


もう潮時だな。

ここで別れを回避しても、もう関係性が変わってくる。
私は遊びの、都合のいい女を受け入れることになる。

それは嫌。


だけど、彼を失いたくない。

どうしたらいいんだろう。




私は真っ暗な闇に落ちた。