本当のはじまり
待ち合わせの場所に着いた。
だけど、彼がどこにいるのかわからない。
彼の車も、私の車も昔とは変わっている。
辺りは暗いし、覗きこむなんて怪しすぎる。
電話で聞いて、彼の車を見つけた。
恐る恐る彼の車を開けて隣に乗る。
わっ!!
いた!!
久しぶりに本物!笑
そこには、15?年振の彼がいた。
変わらないね〜〜なんて言ったけど、
緊張しすぎて全く顔が見れない。
変わったかどうかなんてわからないし、どうでもいい。
ただただ緊張。そして、恥ずかしい。
彼をチラリと見ることも出来ず、自分の顔も髪で隠して見えないようにした。
恥ずかし過ぎる。
私はずっと前を向いたまま、彼の話を聞いていた。
でも、その話の内容が、彼の近況と、
これでもう会うことはないと思うけど…的な言葉と、幸せになってね 。
なんだ。
一度会いたかっただけか。
今日で終わりなんだね。
それならそれで。
って思いながら、はいはい って聞いていた。
そしたら、突然、抱き寄せられてキスされた。
え?
え??
え〜???
この話の流れでなぜ?
これ?何のキス???
頭の中は❓だらけ。
だけど、
あ〜彼だ!
ホントに彼だ。
彼のキスだ!
って懐かしいなって思った。
わすがな時間の間にいろいろ蘇る。
いろいろな感情が込み上げてくる。
突然のキスの後。
動揺と恥ずかしさで両手で顔を隠していたら、
泣いたのか?
って。
泣いてないよ。泣くわけないじゃん。
あ〜恥ずかしい💦 笑
って言ってたら、
もう一度抱きしめられて、
本当に俺の女になるか?
って言われた。
それで、私はうん と頷いた。
そして、私たちは恋人になったキスをした。
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