想いよ ひとつになれ

大好きな彼への気持ちを綴っていきます。誰にも言えない秘密の恋愛ですので、嫌悪される方はお引き取りください。

全部お見通し

彼に電話をかけたら、いつも通りの彼の声。



私が口を挟む間がないくらいに話しまくる彼。



彼の口から止まらない勢いで出てくるのは、私への溢れる気持ちだった。




会いたくて会いたくて…ずっと恋しい。

抱きしめたくて仕方ない。

俺さ、今までこんなに好きになった女いない。

本当に好き過ぎて、おまえの虜になり過ぎてる。

おまえに会いたくて、おまえのことばっかり考えてた。



そんなことを言われるなんて、全くの予想外だったから、どう返していいのかわからなくて、

またまたぁ〜

みたいな感じで言ってしまったら、



本当に好きなんだ…



って、絞り出すかのような声で切なそうに言われて、完全にノックアウト。



仕事終わるの待ってるからちょっとでも会いたい。

やっぱりちょっとじゃ嫌だ。

抱きしめたい。おまえの大丈夫な時間ギリギリまでキスしまくってずっとくっついてたい。

おまえにいっぱい甘えたい。

だからおまえも俺に甘えて欲しい。






そんな彼の気持ちを受け入れ、仕事帰りに会うことにした。


会ってからもすぐにストレートに気持ちを伝えてくれる彼に、


私、そういうのはもう言わないようにしてたのに…


って言ったら、



おまえさ、自分であんなこと言ったからって我慢してたんだよな?


我慢してるのわかってたよ。

すぐにわかった。



もういいだろ?

もういいから。


とっくに電池が切れて限界で、限界超えてるのにずっと我慢してくれてたんだよな。


わかるよ。

全部ちゃんとわかってるから。

俺に甘えて。



そう言われた。


ホテルの部屋に入ってから、


ずっとこうしたかった

やっと会えた


って、すぐに抱きしめられた。