想いよ ひとつになれ

大好きな彼への気持ちを綴っていきます。誰にも言えない秘密の恋愛ですので、嫌悪される方はお引き取りください。

結局、やっぱり

その日は、会う約束をしていて。

デートの日でした。

仕事が終わって約束の場所に行ったらもう彼は来ていました。



機嫌が悪く、怒った顔つき。


車を走らせ、たまにニュースを見ながら話すけど、会話は続きません。



途中、コンビニに寄って、その時にようやく彼を見た。

そしたら、彼、髪を切って短くなっていました。


不覚にもその姿にキュンとしてしまい、やっぱり好きだと思ってしまった私。


私の負けだ。


そこから、一気に緊張が緩んだ私。

ちょっとずつ普通に話すようになり、

だけどまだ微妙な距離感のままラーメンを食べに行きました。


カウンター席で並んでラーメンを食べました。

次来たらこれ頼む!ってメニューを見ながら明るく言う彼。


そこで一瞬の間。


私をちらっと見て苦笑い。


あ、次はもう無いね?無いか…。


探るように落胆してみせる彼。


次は無いの?


逆に聞いてみた。


そしたら、


ある!


って。

そこでやっとお互いに笑顔になれました。

いつも通りに戻りました。



嬉しくて食べ過ぎちゃった!

って彼と、予定通り映画を観に行くことに。


映画の前に立ち寄った趣味のお店。

マニアックな趣味の品が並ぶ中、

おまえとは何でも一緒に楽しめる

そう言ってくれた彼。

ほんとだね。

趣味も映画も食べ物も。

2人で一緒に楽しめてるね

ってそう思いました。


そして、ずっと観たかった映画をようやく一緒に観ることができました。


すごく面白かった!

映画館で一緒に見れて本当によかった!


終わった直後に、

よかったね!!かっこよかったね!

って言い合って、

そういうのも嬉しかった。




だいぶ遅くなり、日付も変わり、そろそろバイバイしなきゃいけない時間。


だけど、ちょっとだけ…ってスキンシップ。



髪や頬を優しく撫でてもらいながらのキス。



今日、お別れするのかなって思ってた。

って言ったら、


ふざけたこと言うな。

って、また怒られた。


そこから、チラチラ見えてきた彼の気持ち。


おまえは、俺は自分の心配しかしてないって言うけど、俺は本当におまえの体が心配でたまらなかった。

ごめんな。


別れるとか無理だから。

そういうの考えるのやめよう。



そして、そこから、彼の気持ちと愛情は歪んでいき…


おまえの全部を俺にしたい。

全部を俺がもらいたい。

俺にだけは何でも許して

って、アブノーマルなエロの世界の話になっていった。



別れたくはないけど、一緒にはなれない。

だけど手離したくはない。

そんなどうにもならない愛情は、歪んだ独占欲と支配欲になっていくしかないのかな…って思った。



そして、そのどうにもならない行き場の無い気持ちをおさめるために、

体を繋げて、強く抱きしめ合って、見つめ合いながらたくさんキスをした。




妊娠騒ぎの後なのに、またすぐにこんなことをしている私たち。

エロだけは嫌だ って言いながらも、エロがないとダメな私たち。

心も体も繋がりたくて、心も体も欲しい私たち。

バカだな。

愚かだな。

って思う。

同じことを何度も繰り返しているだけ。

どんなに好きでも、愛しても未来に繋がらないことに疲れてきている。

そのくらい、現実の壁はとてつもなく大きい。

簡単じゃない。


だけど、それでも離れたくないのは、

こんな関係でも愛だと思えるのは、

なんでなんだろう。


私だって、彼の全部が欲しい。

そう思っているのに、そう言えない関係なのが辛い。