想いよ ひとつになれ

大好きな彼への気持ちを綴っていきます。誰にも言えない秘密の恋愛ですので、嫌悪される方はお引き取りください。

台風…その後。

台風が来て暴風域に入った頃に


風が強くなってきたね


ってメールがきた。そして、ひどくなる前に


もう寝る 


ってメールがきてさっさと寝てしまい、それだけ。

それっきり。





台風一過。






朝から避難指示のエリアメールがきて、ハラハラドキドキ。


旦那は仕事。


私だけでどうすれっていうんだー‼︎

どうやって子どもを守るんだー!!


って不安しかない。



そのやり場のない漠然とした不安な気持ちは彼に向く。




こんな時こそ寄り添って欲しい。


気にかけて欲しい。





なのに、全くメールはこない。




少しは心配してくれたっていいんじゃない?



そこから、


どうせ私なんて…って気持ちになる。



結局私なんてどうでもいいんじゃん。


いなくていいんじゃん。


無事かどうかよぎりもしないんだ。


気にもならないんだ。


自分の家族が安全ならそれでいいんだ。


私なんて私なんて私なんて…




そう思ったら何もかもが嫌になった。


もういい。


彼は何もしてくれない。何もできない。


彼が守る人は私じゃないんだから。


私なんて所詮エロだけの都合のいい女。


彼の日常にはいない女。


自分で、なんとかして強く生きていくしかないんだ。


私に彼なんていない。


いい加減、目を覚まそう。


もう終わりにしよう。





そこまでひねくれて、はたと気づく。



あれ?




私だって彼に大丈夫?って言ってない。聞いてない。


彼のことが心配で、彼の地域が大丈夫かハザードマップで見たけど、大丈夫だったから勝手に安心していた。


私の今の状況を伝えてない。


彼、私が避難区域にいるってわからないはず。


だって、川からはかなり離れているから。


まさかここまで…って絶対思ってない。


私だって危ない地域だってことを今朝のエリアメールで初めて知ったんだし。



はぁ〜。


何だか力が抜けた。





これで拗ねても意味ないなー。

私の気持ちは私しかわからないし。

何も伝えてないんだから、ドキドキハラハラして不安だったことなんて彼にわかりっこない。



1人で勝手に決めつけて、落ちて、バカみたい。



完全に甘え方を間違えてる。

心配して欲しいなら、言えばいい。

それだけのこと。



なんかもう。最近はいろいろダメだなぁ。私。

ダメ過ぎて嫌になる。






結局、避難しなくて済んだから、私の不安も心配も私の心の中だけのことで終わった。







その後、待って待ってようやくきたメールは、


月がキレイだよ


って。



月を見て、一緒に行った旅行の時を思い出したんだろうな。


彼が月を見てメールをくれるなんて初めて。


いつもずっと


まんまるのお月様がキレイだよ。一緒にみたいな〜


って言い続けてきた。


そして一緒に見れた時は、


キレイなまんまるお月様を一緒に見れて嬉しい!


って伝えてきた。



そういうのが頭に残ってて、丸い月を見ると私を思い出してくれるようになったのかな? なんて。


それはそれで嬉しい気もするけど。



それだけでは一度落ちた気持ちは上がらない。


今はそんなほのぼのとした気持ちになれない。



だから、とりあえず伝えてみた。



朝から避難メールがきて怖かった。

1日ずっとハラハラしてた。

氾濫したらうちはアウト。



って。そしたら、心配ってよりも


氾濫しなくてよかったね

俺は大丈夫


って返事がきて終了。



まぁ、そんなもんだよね。

そんなもんだ。




とりあえず、毎日のメールで生存確認できればいいってレベルの女じゃなくて、気になって心配でたまらないって思うくらいの女になりたいな。

…なりたかったな。






この気持ちの温度差をどうやって合わせていけばいいのやら…




台風が私に残した爪痕。傷跡。


結構大きい。